アメリカンフットボールのヘルメットは、頭部を守るための防具として最も重要である。選び方を誤ると外部の衝撃が頭に響き脳震盪などの怪我を引き起こしたり、頭のみならず首にも悪影響を与えてしまう可能性がある。ヘルメットの購入時には、自分の頭にぴったりと合ったヘルメットを選ぶ必要があるため、ヘルメット選びで注目すべき5つのポイントをご紹介する。
NOCSAE規格のヘルメットを選ぶ
NOCSAEとは、「アスレチック機器のための基準に関する国家運営委員会」によって保護具の性能基準が認定されていることを示すものである。ヘルメットにNOCSAEのシールが貼られている場合は、認定されている商品であることを示しているため、まずはこのシールを基準に判断しましょう。なお、アメリカ製の場合は、“Meets NOCSAE standards”と記載がある。
頭の周囲のサイズを計測する
アメフトはメーカーごとに複数のサイズのヘルメットが用意されており、サイズは頭囲で表記されていることが多い。自分に合った商品を絞り込むためには、自分の頭囲を把握しておく必要がある。頭囲を測る際は、眉毛の少し上の頭の周囲のサイズを測るようにしましょう。*頭の形によって、フィット感には個人差があるので、頭囲はあくまでも目安としていただきたい。
実際にヘルメットを被ってフィット感を試す
アメフトのヘルメットには、複数のブランド・複数のモデル・複数のサイズが存在する。そのため、実際にヘルメットを着用して自分の頭にフィット感のあるヘルメットを選ぶようにしましょう。頭の安全は最優先事項のため、値段よりもフィット感を優先することがオススメだ。2つのサイズで迷った場合は、小さい方を選ぶとよい。
ヘルメット着用後の位置は、ヘルメットが眉毛から2−3センチ上に位置するくらいがベストである。フィット感をチェックするために、ヘルメットを被った状態で、上や横から頭を手で押し付けてみると良い。
空気を入れて調整する
フィット感のあるヘルメットを選べたら、ヘルメット内にあるクッションに空気をいれよう。店舗で購入した場合、お店で空気はいれてもらえることが多い。もし、オンライン販売を利用する場合は、所属するチームに空気入れがあるかを事前に確認しておきましょう。
チンストラップを着用して最終フィット感を確認する
チンストラップは、あごを保護するストラップである。ここで注意したいのは、ヘルメットをフィットさせるために、チンストラップに頼りすぎないということ。あくまでもチンストラップは、あごを守るためのものであり、ヘルメットの緩さを締めるものではないため、ヘルメット単体で自分の頭にフィットしていることを前提にチントラップを着用しましょう。