「ラグビーとアメフトの違いを教えて!」
と急に言われても、なかなかすぐに “違い” を答えられないのではないでしょうか?
アメフトとラグビーの違いを理解する上で
覚えておけば良い明確な違いをご紹介します。
▼アメフトとラグビーの比較表▼
ラグビーもアメフトもDAZNで視聴できます!
- ラグビー:日本で開幕されるトップリーグをDAZNで配信
- アメフト:本場アメリカの最高峰NFLの試合をライブ・見逃し配信ともにDAZNで配信
メニュー
1. 防具(装備)の違い
アメフトは防具の着用が必須
アメフトでは、ヘルメットやショルダーなどといった着用が義務化されている装備が存在する。
ラグビーは防具なし
ラグビーには、ヘッドギアなどをつける選手もいるが、アメフトほどの装備は着用できないため、基本的に肌身で勝負をする。
2. ボールの違い
アメフトのボールは小さい(茶色)
アメフトもラグビーも楕円形のボールが用いられるが重さは異なる。アメフトのボールは、ラグビーよりも比較的小さくて軽い。アメフトボール397~425グラム
ラグビーのボールは大きい(白色)
ラグビーのボールは、アメフトよりも大きくて重い。ラグビーボール400~440グラム
3. パス(投げ方)の違い
アメフトは前にパスしてOK
アメフトは、ボールを前に投げてパスすることが許されている。そのため、野球のような上手投げでパスすることも可能である。
ラグビーは前にパスしたらNG
ラグビーは、ボールを前に投げると反則となってしまう。そのため、自分よりも後ろにいる選手に対して、下手投げでボールをトスする。
4. ブロックの違い
アメフトは誰でもブロックして良い
アメフトは、防具で全身が守られているため、頭からブロックをすることが可能である。また、タックルしようとするディフェンスの選手に対してブロックしても良いため、アメフトでは同時多発的に様々なぶつかり合いが起こっている。
ラグビーでブロックをして良いのはボールを持った選手のみ
ラグビーは、ボールをもっている選手にのみブロック(タックル)することが許可されている。タックルは、肩より上に入ることは禁止されている。タックルされても反則がない限り、試合の流れは止まることなくボールは次のプレイに展開されていく。
5. ハドル(作戦会議)の違い
アメフトはプレイ毎にハドルで作戦会議(ハドルあり)
アメフトは、タックルされたり、パスが失敗したりしたタイミングでプレイが終了となる。そのため、前のプレイと次のプレイの間には作戦会議のためのハドルをすることができる。4回のプレイ以内で10ヤードの陣地を獲得することができなければ攻守交代となってしまう。
ラグビーはプレイが止まらず流れ続ける(ハドルなし)
ラグビーは、プレイが断続的に続く。ボールが外に出たり、反則などがない限りプレーは続くのだ。つまり、ボールを奪われずにキープし続ければ、制限なく攻撃を継続できるのだ。
6. 人数(選手交代ルール)の違い
アメフトは11人で選手の交代無制限
アメフトはフィールド上にひとチーム11人の選手がプレイをする。選手交代は無制限であるため、プレイとプレイの間に、回数に制限なく選手はフィールドに出入りできる。
ラグビーは15人で選手の交代制限あり
ラグビーはフィールド上にひとチーム15人の選手がプレイをする。一度フィールドからベンチにいった選手は、もう一度試合に戻すことはできない。
7. 得点方法の違い
アメフトはタッチダウン(地面にボールを付ける必要なし)
アメフトのタッチダウンは、エンドゾーンをボールキャリアが超えるだけで得点が入る。タッチダウンで獲得できる得点は6点である。タッチダウン後は、ポイントアフタータッチダウンという制度があり、キック成功なら1点、プレイ成功なら2点を追加することができる。→合計7点 or 8点
ラグビーはトライ(地面にボールを付ける必要あり)
ラグビーのトライは、ゴールゾーンにボールを接地させないと得点が入らない。トライで獲得できる得点は5点である。トライの後は、コンバージョンキックを成功できれば2点を追加で獲得できる。→合計7点
8. 試合時間の違い
アメフトはQ1〜Q4の4分割
アメフトは、第1クォーター(1Q)から第4クォーター(4Q)までの4つに分かれていて、それぞれ時間は15分である。試合全体の時間としては、2時間30分前後である。
ラグビーは前半と後半の2分割
ラグビーは、前半と後半の2つに別れており、それぞれの時間は40分である。アメフトはロスタイムがないが、ラグビーでは前半と後半のそれぞれにロスタイムがある。試合全体の時間としては、2時間前後である。
9. 怪我(危険度)の違い
アメフトの怪我率は高い
アメフトもラグビーも怪我が多いスポーツであるが、アメフトはラグビーよりも怪我率が高い。アメフトの場合、保険適用する怪我の発生率は7%以上である。
ラグビーの怪我率は低い
ラグビーはアメフトよりも怪我率が低い。ラグビーの場合、保険適用する怪我の発生率は6%以下である。
関連記事:スポーツ別の事故発生率の調べ
10. 発祥(歴史)の違い
アメフトの発祥は1906年
ラグビーのルールがアメリカに広がっていき、1880年にラグビーでの「スクラム」から「スクリメージ」へルールの改革が行われた。その後、1906 年に現在のアメフトの基礎となるルールが明文化されて、アメリカンフットボールが確立された。試合で繰り広げられるアメリカンな雰囲気も魅力の一つだ。
ラグビーの発祥は1871年
ラグビー発足前は、地域によって様々な独自ルールが存在していた。1871 年のラグビー協会設立により、ルールが明文化されてラグビーが一つのスポーツとして確立した。
ラグビーもアメフトもDAZNで視聴できます!
- ラグビー:日本で開幕されるトップリーグをDAZNで配信
- アメフト:本場アメリカの最高峰NFLの試合をライブ・見逃し配信ともにDAZNで配信
アメフトとラグビーの間違い探しクイズ
1. 試合中に全員が防具をつけるのはどっち?
アメフトでは、ヘルメット、ショルダー、パッドなどの防具の着用がルールで義務付けられている。一方でラグビーでは、ヘッドキャップや肩や胸を守るパッドなどがあるが着用は任意である。
2. ボールが重いのはどっち?
アメフトもラグビーも楕円形のボールが用いられるが重さは異なる。ラグビーのボールのほうが、アメフトのボールよりも大きくて重いのだ。
(左)ラグビーボール400~440グラム、(右)アメフトボール397~425グラム
3. ボールを前に投げてパスして良いのはどっち?
アメフトはボールを前に投げてパスできるが、ラグビーはボールは自分よりも後ろにしかパスしてはいけない。ラグビーでボールを前に投げると、ノックオン(ボールを前に落とす反則)やスローフォワード(前方にボールを投げる反則)といった反則が課せられる。
4. ボールを捕球できないポジションがあるのはどっち?
アメフトでは、オフェンス時に「ボールに触れることのできるバックス」と「触れることのできないライン」に別れている。一方で、ラグビーはどの選手もボールに触れることができて、ゴールに向けてボールを前進させることができる。
5. チーム15人で勝負するのはどっち?
ラグビーは15人、アメフトは11人で試合を行う。
6. 選手交代が無制限なのはどっち?
アメフトは選手交代が無制限なのに対し、ラグビーでは最大7名までとルールで決められている。アメフトは申告交代制なので審判に申告することなく交代できるが、ラグビーは申告交代制なので審判に申告してから交代する必要がある。
7. プレイごとにハドル(作戦会議)が組まれるのはどっち?
アメフトは、プレイごとに仕切り直しがあり、ハドルという作戦会議を行ってから次のプレイに挑む。オフェンスは、4回のプレイで10ヤード以上の陣地を獲得することができたら、攻撃を継続することができる。一方で、ラグビーは、ボールが外に出たり、反則などがない限りプレーは続く。
8. 走り込んでからボールを地面につけないと得点が入らないのはどっち?
ラグビーは、ボールがゴールラインを超えて地面に触れたタイミングでトライが認められて得点を獲得する。一方で、アメフトは、ボールがゴールにボールがさしかかったタイミングでタッチダウンが認められて得点を得る。
9. 試合時間が四分割されているのはどっち?
アメフトは、第1クォーター(1Q)から第4クォーター(4Q)までの4つに分かれていて、それぞれ時間は15分である。ラグビーは、前半と後半の2つに別れており、それぞれの時間は40分である。アメフトはロスタイムがないが、ラグビーでは前半と後半のそれぞれにロスタイムがある。
10. 怪我率が高いのはどっち?
スポーツ安全協会調べによるとアメフトの方がラグビーよりも怪我率が高い。アメフトは、傷害発生率が7.4%であるのに対し、ラグビーは5.7%である。
Share your Results:
ラグビーもアメフトもDAZNで無料視聴できます!
- ラグビー:日本で開幕される試合のハイライトをDAZNで配信
- アメフト:本場アメリカの最高峰NFLの試合をライブ・見逃し配信ともにDAZNで配信