アメリカンフットボール(アメフト)の試合時間

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アメリカンフットボールは、他のスポーツとは異なる時間計測で試合が進行される。一つの試合を観戦するには、いったいどれくらいの時間がかかるのだろうか?そんな疑問にお答えする。

アメフト 試合の様子

試合の時間と流れ

アメリカンフットボールは、15分の4つのクォーターに分かれており競技時間としては合計60分である。(クォーターとは、英語で4分の1を意味する)

それぞれのクォーターの中では、反則やタイムアウトなどにより試合の時計が止まることが多くあるため、トータルの試合時間の目安としては「2時間から2時間30分」ほど要する

アメフト 時間

公益社団法人日本アメリカンフットボール協会の公式規則に基づき作成

試合の中間には、20分のハーフタイムがあり、チアリーディングのショーやバンドなどが行われることもある。

NFLの試合時間(目安)

NFLの試合時間は3時間ほど要する。入場シーンやハーフタイムに長く時間を使ったり、きわどいプレイは、チャレンジといってビデオ判定をするため、通常よりも長い試合時間となる。

大学アメフトの試合時間(目安)

大学アメフトの試合時間は2時間30分ほど要する。ボウルゲームの場合は1クォーター15分であるが、練習試合の場合は1クォーター12分になることが多い。

高校アメフトの試合時間(目安)

高校アメフトの試合時間は2時間ほど要する。試合によって異なるが、多くの場合1クォーター10分である。

試合進行を把握!スコアボードの見方

アメフト スコアボード

出典:http://www.americanfootball-gallery.com/

試合で時間が止まる場面

アメフトでは、プレイ以外では試合時間が止められるシーンが多く発生する。そんな試合時間が停止される主なシチュエーションをご紹介。

  • パスが失敗した時(スパイクも同様)
  • ボールキャリアがサイドラインから出た時(アウトオブバウンズ)
  • 怪我人がでた時
  • 反則が発生した時
  • ファーストダウンを更新した時
  • チームタイムアウトの時

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時間のルール

40秒クロック

前のプレイがボールデッドになった後は、40秒以内に次のプレイを始めないといけないルールがある。例えば、前のプレイがランプレイでインバウンドでタックルとする。この場合は、ボールデッドとなり時間は流れ続けるので、タックルされてボールデッドとなった後から40秒以内に、ハドルで情報共有して次のプレイを開始しなければならない。

→ 不正な遅延の反則:5ヤードの罰退

 

25秒クロック

審判のレディー・フォー・プレーがかかった後は、25秒以内に次のプレイを開始しなければならないルールがある。例えば、前のプレイがパスプレイでパスが失敗したとする。この場合は、時間は一旦止まり審判のレディーフォープレイがかかるまでは時間は流れない。そのため、パス失敗してからレディーフォープレイ後25秒以内の時間で、ハドルを組んで情報共有をして次のプレイを開始しなければならない。

→ 不正な遅延の反則:5ヤードの罰退

 

ツーミニッツウォーニング(2ミニッツ)

2ミニッツとは、NFL独自のルールであり、前半と後半の終了2分前に「あと2分で試合が終了する」ことを告げるためにタイムアウトをとることである。選手・審判・スタジアム運営者が「試合時間残り試合わずか」という共通認識を持つために設けられた背景があるが、現在はCMのためのブレイクとして利用されている。

日本のアメフトでも、2ミニッツが利用されることがある。練習試合などゲームよっては、試合の時計を止めない「流し」という形式で行われることがある。その場合、クォーター最後の2分のみは「流し」ではなく正式な計時で行う。この最後の2分を伝える際に「ツーミニッツウォーニング」が使われる。

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