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アウトオブバウンズの意味
アウトオブバウンズとは、ボールを持っている選手がフィールドの白いライン(サイドラインとエンドライン)の外側にでてしまうことを意味する。
アウトオブバウンズとなった場合は、ボールデッドとなり、その地点で1回の攻撃が終了する。次の攻撃は、アウトオブバウンズになった地点からスタートすることとなる。
ランニングバック(ラン)のアウトオブバウンズ
ライン上であってもアウトオブバウンズとなるため、ボールキャリアがサイドラインを踏んだ時点でアウトオブバウンズとなる。
外にでることでボールデッドとなり、そこでその攻撃は終了となる。ディフェンスでは、「サイドラインを味方にしろ」と言われている通り、サイドラインを上手く利用することが重要だ。
レシーバー(パス)のアウトオブバウンズ
パスプレイは、キャッチしたレシーバーが着地した時に、少なくとも片足がサイドライン内に着地して初めてパス成功となる。つまり、着地した「両足がサイドラインの外側」、もしくは「片足が外側で片足がライン上に乗っている状態」であればアウトオブバウンズとなる。
「日本のアメフトルールでは片足のみがサイドラインの内側に入っている」だけでパス成功が認められるが、「NFLの場合は両足がサイドラインの内側に入っている」必要がある。
アウトオブバウンズで時間は止まる
アウトオブバウンズとなった場合には、試合の時間が一旦止められる。アウトオブバウンズ後に、選手の安全が確認されてからレフリーがレディー・フォー・プレイをコールするのだ。レディー・フォー・プレイから25秒以内に次の攻撃を開始しないと不正な遅延行為として5ヤードの罰退となってしまうので注意が必要だ。
アウト・オブ・バウンズの細かい定義
プレーヤーのアウト オブ バウンズ
- プレーヤーは、他のプレーヤーおよび試合の審判員以外の境界線上、またはその外側にある いかなるものにでも身体の一部が触れた時に、アウト オブ バウンズとなる。
- アウト オブ バウンズのプレーヤーは、空中にいるプレーヤーとなっても、インバウンズのグランドに触れるまではアウト オブ バウンズのままである。ただし、アウト オブ バウンズに同時に触れた場合を除く。
- パイロンに接触したプレーヤーは、アウト オブ バウンズとなる。
保持されているボールのアウト オブ バウンズ
プレーヤーの確保下にあるボールは、そのボールまたはボール キャリアの身体の一部が、他のプレーヤーおよび試合の審判員以外のアウト オブ バウンズ、境界線上、またはその外側にあるいかなるもの(グラウンドを含む)にでも触れた時に、アウト オブ バウンズとなる。
ルース ボールのアウト オブ バウンズ
- フィールド ゴールを得点したキックを除き、プレーヤーの確保下にないボールは、アウト オ ブ バウンズのグラウンド、プレーヤー、試合の審判員、または他のいかなるものにでも接触 した場合に、アウト オブ バウンズとなる。あるいはプレーヤーおよび試合の審判員以外の、境界線上もしくはその外側のグラウンドまたは他のいかなるものにでも接触した場合に、ア ウト オブ バウンズとなる。
- パイロンに接触したボールは、ゴール ラインのエンド ゾーン側でアウト オブ バウンズとな る。
- プレーヤーの確保下にないライブ ボールが、境界線を横切りアウト オブ バウンズを宣告さ れた場合には、ボールは境界線を横切った地点でアウト オブ バウンズとなる。
ボールの先端においてアウト オブ バウンズ
- ライブ ボールがアウト オブ バウンズを宣告されたが、ボールは境界線を横切っていない場合、デッドを宣告された時点のボールの最前進地点(最先端)で、そのボールはアウト オブ バウンズとなる。
- ボール キャリアがアウト オブ バウンズになる前か同時に、ボールがインバウンズでゴール ラインを越えた場合は、タッチダウンとなる。
- 相手チームのエンド ゾーンにいてグラウンドに接触しているレシーバーが、サイドラインや エンド ラインの外に手を伸ばして正当なパスをキャッチした場合、パスは成功とみなされる。
- ゴール ライン間においてアウト オブ バウンズと宣告された場合、ボールの最先端が前進地点となる。[例外:ボール キャリアが空中に いる間にサイドラインを横切った場合、前進地点はボールがサイドラインを横切った地点と なる。(公式規則より一部抜粋)
キック時のアウト オブ バウンズ
キックオフのアウトオブバウンズ
キックオフでキックをしたボールがサイドラインを割ってアウトオブバウンズになった場合は、レシーブチームに3つの選択肢が与えられる。
- キックチームに5ヤード下がって蹴り直しをさせる
- 自陣の35ヤード時点からオフェンスを開始する
- アウト・オブ・バウンズしたところからオフェンスを開始する
レシーブチームは3つのうち、どれか一つを選択してオフェンスに移る。なお、キックしたボールがエンドゾーンを割った場合はタッチバックとなり、レシーブ側のチームは自陣の20ヤードの地点からオフェンスを開始することになる。(NFLの場合は、25ヤード地点からオフェンスを開始)
パントのアウトオブバウンズ
パントで蹴ったボールがサイドラインを割ってアウトオブバウンズになった場合はその時点で攻守交代となり、ボールがアウトオブバウンズになった時点からオフェンスが開始される。なお、キックしたボールがエンドゾーンを割った場合はタッチバックとなり、レシーブ側のチームは自陣の20ヤードの地点からオフェンスを開始することになる。(NFLの場合は、25ヤード地点からオフェンスを開始)