キックオフの意味
アメフトのキックオフとは、試合開始もしくは再開する際に行うフリーキックのことである。キックする側が守備、キックをレシーブする側が攻撃となる。キック側は自陣30ヤード(NFLは35ヤード)に横一線に並び、敵陣奥深くまでボールを蹴りこむ。ボールをレシーブした攻撃側は、敵陣のエンドゾーンを目指して走り、タックルされた時点から、オフェンスが開始される。
公式規則のルール
キックオフとは、前後半の開始時、トライの後およびフィールド ゴールの後に行われるフリーキックの
ことである。キックオフは、プレース キックまたはドロップ キックによって行われなければならない。(公式規則より一部抜粋)
プレース キック
プレース キックとは、ボールを確保しているチームのプレーヤーが、ティーま たはグラウンド上に置かれているボールを蹴るキックのことである。ボールは、味方によって保持されていてもよい。ボールをグラウンド上に置き、ティーに接触した状態であってもよい。 ティーとは、キッキングの目的でボールを持ち上げるものである。ティーは、ボールの最下端がグラウンドから1インチ(25mm)より離れてはならない。
ドロップ キック
ドロップ キックとは、プレーヤーがボールを落下させ、そのボールがグラウンドに触れた直後に 蹴るキックのことである。
キックオフが行われるタイミング
キックオフが行われるのは、以下の3つのいずれかのタイミングである。
- 試合開始時(第1Q)
- ハーフタイム後の後半戦開始時(第3Q)
- 得点が入った後(タッチダウン、ポイントアフタータッチダウン、フィールドゴール、セーフティの後)
キックしたボールがエンドゾーンに入った場合
キックしたボールがエンドゾーンを割った場合はタッチバックとなり、レシーブ側のチームは自陣の20ヤードの地点からオフェンスを開始することになる。(NFLの場合は、25ヤード地点からオフェンスを開始)
キックしたボールがサイドラインから出た場合
キックオフでキックをしたボールがサイドラインを割ってアウトオブバウンズになった場合は、レシーブチームに3つの選択肢が与えられる。
- キックチームに5ヤード下がって蹴り直しをさせる
- 自陣の35ヤード時点からオフェンスを開始する
- アウト・オブ・バウンズしたところからオフェンスを開始する
レシーブチームはこの3つのうち、どれか一つを選択してオフェンスに移る。