アメリカンフットボールはスポーツの中で、もっとも怪我率が高いスポーツといわれている。そんなアメフトを選手が安心しながら全力でプレイするためには、完全な装備が必要である。こちらの記事では、アメフトのルールで取り決められている基本装備以外の追加的なアイテムについてご紹介する。
基本装備については以下の記事を参考にしていただきたい。
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首の鞭打ちから守る「ネックロール」
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ネックロールの役割
ネックロールは、ショルダーとヘルメットの間に挟んで、首への負担を守る装備である。ネックロールを使うことで、首の隙間がなくなりブルネックをしている状態となるのだ。ネックロールをした状態で、ブルネックをすると首の安全を万全にすることができるし、万が一ブルネックできなくてもネックロールが補助してくれる。*ブルネックとは、肩を上げてヘルメットとショルダーの幅を狭めて首への負担を減らすことである
ネックロールを使うべきポジション
ブルネックが苦手な方はできる限り装着したほうがよい。ただし、クォーターバックやワイドレシーバーなど視野を広くするために首の可動域を広くする必要があるポジションには向かない。ブロックやタックルの頻度が多い、ラインやラインバッカーやフルバックは使うべきだろう。
肩の脱臼から守る「インジュリーパッド」
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インジュリーパッドの役割
インジュリーパッドは、ショルダーの下に付けて肩とショルダーの間にクッション性を持たせて防御力を高めるためのものである。肩を脱臼するリスクなどを軽減してくれる。
インジュリーパッドを使うべきポジション
肩の筋肉が少なかったり、身体がまだ出来上がっていない方は使うことをオススメする。特にレシーバーなどでボールキャッチの際に飛び込む頻度の高い選手は、肩から着地してしまった際に脱臼のリスクを減らすことができる。また、タックルの頻度が高いラインバッカーにもオススメだ。
首と肩を同時に守る「インジュリーパッド」
McDavid Adult Football Cowboy Collar
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役割と使うべきポジションは、上記に記載した通りである。このインジュリーパッドは、肩と首を同時に守ってくれるタイプのものであり、それぞれのクッション性は低くなるが汎用性は高いといえる。
ろっ骨と腹部を守る「ブロッキングパッド」
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ブロッキングパッドの役割
ブロッキングパッドは、背中から脇腹を覆うように守る装備であり、肋骨を中心に守ることができる。「Rawlingsのベスト型ブロッキングパッド」と「ダグラスの肩掛け型ブロッキングパッド」が有名である。
ブロッキングパッドを使うべきポジション
タックルを受けるポジションであるレシーバーやランニングバックは着用がオススメだ。タックルされた際の衝撃を吸収してくれて、胴体への負担を軽減することができる。また、サイドからブロックされる可能性があるデイフェンスのポジション(ディフェンスラインやラインバッカー)も着用した方が良いだろう。
肘関節や擦り傷から守る「エルボー」
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エルボーの役割
エルボーは、ブロック時に肘にかかる負担から守ったり、コケた際の肘の擦り傷から守ってくれる。
エルボーを使うべきポジション
どのポジションでも利用することができる。ボールを確保しながら走るボールキャリアは、タックルされた際に肘から着地することも多く擦り傷から守ってくれるのでオススメだ。
手を守る「グローブ」
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グローブの役割
グローブは、レシーバーのキャッチ力を上げるだけではなく、手を守る機能も果たしている。手の甲にクッション材が入っているので、手に加わる外からの衝撃を吸収してくれるのだ。
グローブを使うべきポジション
ブロックやタックルを受ける頻度の高いポジションは、グローブの着用がオススメである。バックスとラインで、利用すべきグローブのタイプが異なってくるので詳細は以下の記事を参考にしていただきたい。
足首の捻挫から守る「アンクル」
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アンクルの役割
アンクルは、足首の内反と外反をしっかりと固定して捻挫のリスクを軽減してくれる。
アンクルを使うべきポジション
どのポジションもオススメである。スパイクのポイントが高く、タックルやブロックをする時もされる時も足をひねるリスクはどのポジションにも存在するためである。バックスは、慣れるまでは走りにくいかもしれないが、タックルされた後に選手が自分の上に乗っかかってきたときなどに避けられない足への負担を軽減してくれるので、選手生命を守ってくれることが期待できる。
以上でご紹介した装備・防具は、追加的なアイテムなので着用すると慣れるまでは動きづらかったり、暑かったりとデメリットも存在するが、何よりも安全性をグンと高めてくれるメリットがあるので、自分のポジションに応じたアイテムを見極めて利用するようにしましょう。
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