アメリカンフットボールを観ていて、目の下に黒いペイントやシールを貼っている選手を見たことはないだろうか?全員が付けているわけではないけれど一部の選手が付けているので、何かと目立つあのシール。何のために付けているのかわからない方のために、目の下の黒いシールの正体についてご紹介する!
目の下の黒いシールの正体は「アイブラック」
アメフトの選手が、目の下に隈のような黒いペイントやシールを貼っていることがあるが、これはスポーツの効果を発揮するためのちゃんとしたスポーツ用品である。商品名としては、アイブラックと呼ばれており、アメフトだけではなく、野球などでも多く用いられている。別名「アイシェード」とも呼ぶ。
アメフトにおけるアイブラックのルールは、以下のように定められている。
目の下に塗る、または貼るアイ シェイドは黒一色で、文字やロゴ、番号、 シンボル マークなどを表示しないこと。
「アイブラック」が果たす効果と役割
太陽光の眩しさから選手を守る
アイブラックの一番の効果は、太陽の光の反射から選手を守るというもの。屋外でスポーツをしていると、太陽光が目の下に反射して眩しく感じることがある。そこで、目の下にアイブラックを施すことによって、黒い色は光を吸収する性質があるため、太陽光の反射を抑制してくれる効果を発揮する。アメフトでは、ボールをキャッチする際に、光の眩しさを回避するためにオフェンスのバックスやディフェンスのラインバッカー(LB)、ディフェンスバック(DB)のポジションでアイブラックが用いられることが多い。
見た目の迫力を演出してくれる
目の下に黒いシールが貼られているだけで、外見をコワモテに変化させることができる。目元のどれほど優しい選手でもアイブラックが貼られていることで、見た目に迫力が加わる。格闘技とも呼ばれるアメフトにおいて、プレイそのものに加えて見た目でも相手を圧倒したいときには、秘策のアイテムといえるかもしれない。
表情や心理が読まれづらくなる
アイブラックは視覚的に目立つため、アイブラックが貼られていると、対戦相手は、まずそこに視線を奪われてしまう。アメフトは心理戦でもあり、あなたの目線や表情からあなたの心理を読まれたりすると大きなロスを生んでしまう可能性があるのだ。もし、あなたがポーカーフェイスであれば問題ないが、心の内が表情に現れやすい場合は、アイブラックで表情をカモフラージュすると良いだろう。
ぜひ、自分の好みにあったアイブラックを選んでパフォーマンスを最大化させましょう。