アメリカンフットボールで最も重要な装備の一つであるスパイク。スパイクは、選手の機動性とパワーをともに伝達する出発点であるため、自分の身体と用途に合ったものを選ぶ必要がある。今回は、そんなスパイク選びで失敗しないための4つのポイントをご紹介する。
自分が練習・試合するフィールドの特徴を把握する
アメフトは、利用するフィールドが「土」か「芝」かによって、利用すべきスパイクの素材が異なる。そのため、自身が利用するフィールドを正しく理解して、そのグランドに適したスパイク選びが重要である。
固定式か交換式を選ぶ
アメフトのスパイクには、クリーツ(裏面の凸凹)というものがあり、そのクリーツが着脱できるものとできないものが存在する。上記のフィールドのコンディションとも関係する点であるが、迷った場合は汎用性の高い交換式のスパイクがオススメだ。
固定式のスパイク
スパイクの裏面をみたときに、凸凹が着脱できないように固定されているシューズが「固定式スパイク」と呼ばれているものである。主に合成樹脂やプラスチック、ナイロンが用いられており、芝用として利用されることが多い。
交換式のスパイク
スパイクの裏面をみたときに、凸凹(クリーツ)が着脱できるようにネジ加工されているシューズが「交換式スパイク」と呼ばれているものである。クリーツレンチと呼ばれるもので、クリーツを着脱して凸凹の取替を行う。
ハイカットかローカットを選ぶ
スパイクには、ハイカットとローカットのスパイクが存在する。ハイカットの方が固定力が強く安全性には優れているが、可動域が限られる側面もあるので、実際に両者を試してみて自分の足にフィットする方を選びましょう。ローカットのスパイクを選んでも足首を保護することは重要なため、アンクルを着用することがオススメだ。(ハイカットの場合は、アンクル着用不要)
日本人には幅広のスパイクがオススメ
日本人は、西洋人に比べて足の幅が広いといわれている。そのため、アメリカ製のスパイクが合わない可能性がある。長さは足りているが、幅が足りていないのだ。この状態でスパイクを履き続けると、踏ん張ることができなかったり、指に負担がかかってマメができてしまったりする可能性があるため、足の幅もぴったりなスパイクを探しましょう。
サッカーやラグビー用の日本製のミズノやアシックスで代用することもできオススメだ。