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オートマチックファーストダウンの意味
オートマチックファーストダウン(自動的なファーストダウン)とは、オフェンスのプレイでファーストダウンの獲得に至っていないのにもかからわず、自動的にファーストダウンが与えられることである。
ディフェンスチームが反則をした際に適用される罰則の一つで、ファーストダウンに達していなくてもオフェンスチームにファーストダウンが与えられることを意味する。
通常は、陣地の後退のみが罰則として適用されるが、ディフェンスの反則の度合いに応じて、オートマチックファーストダウンが適用されるのだ。
例えば、ディフェンスがパスインターフェアランスの罰則を行ってしまったとしよう。(パスインターフェアランスは、15ヤードの罰退とオートマチックファーストダウンが適用されるディフェンスの反則である。)この場合、パスが失敗していてゲインがなくても、ディフェンスの罰則によって、15ヤードの獲得とファーストダウンが与えられるのである。
オートマチックファーストダウンの適用例
ファーストダウンまで残り5ヤードでパスインターフェアランスが発生した場合
オフェンスは、パスインターフェアランスにより15ヤード進み、新たにファーストダウンが付与される。
ファーストダウンまで残り25ヤードでパスインターフェアランスが発生した場合
QBサックなどで大きく後退し、ファーストダウン更新までロングゲインが必要な場合がある。そんなとき、ディフェンスのパスインターフェアランスが発生すると罰則により15ヤードだけ進むことになる。25ヤード残っていて15ヤードの獲得であれば、本来はファーストダウン更新まで10ヤード残っていることとなる。しかし、パスインターフェアランスの罰則は、オートマチックファーストダウンも含まれているため、物理的にファーストダウンは更新していなくても、ファーストダウンが適用されるのだ。
オートマチックファーストダウンが適用されるシーン
以下は、公式規則に記載されているオートマチックファーストダウン(自動的な第1ダウン)が適用されるディフェンスの反則一覧である。
- パス インターフェランス
- 相手を打つこと
- トリッピング
- ターゲティング、ヘルメットの頂点での接触
- ターゲティング、無防備なプレーヤーの首または頭部への接触
- クリッピング
- 腰より下へのブロック
- レイトヒット、アウト オブ バウンズでの行為
- ヘルメットとフェイスマスクの反則
- ラフィング ザ パサー
- チョップ ブロック
- 踏みつけること
- リーピング
- プレーから離れた相手への反則
- ハードリング
- スナッパーに対する不正な接触
- ホース カラー タックル
- ラフィング ザ キッカー、ホルダー
- スポーツマンらしからぬ行為
- 不正なクリーツ
- 有資格レシーバーに対する不正な接触
- 暴力行為(資格没収)