タッチバックの意味
タッチバック(Touch Back)とは、キックオフかパントで蹴られたボールが誰も触れないままエンドゾーンに入る、もしくはリターナーがエンドゾーン内でキックされたボールをキャッチしてニーダウンすることを意味する。※稀なケースではあるがディフェンス選手がターンオーバーして自陣のエンドゾーン内でダウンした場合もタッチバックが適用される。
タッチバックとなると、レシーブ側のチームは自陣の20ヤードの地点からオフェンスを開始することになる。(NFLの場合は、25ヤード地点からオフェンスを開始)
タッチバックになる場合は、公式規則では以下のように定められている。
不成功となったフォワード パスの場合を除きボールがゴール ラインの後方でアウト オ ブ バウンズとなった場合、あるいはボールがゴール ライン上、その上空、または後方で、そのエンド ゾーンを守っているチームのプレーヤーの確保下でデッドとなった場合で、こ のボールのゴール ラインを越えさせた責任が、そのエンド ゾーンを攻撃しているチーム にあったとき。
キックがディフェンス チームのゴール ラインの後方で公式規則によってデッドとなり、こ のボールのゴール ラインを越えさせた責任が、そのエンド ゾーンを攻撃しているチーム にあったとき。
タッチバックの注意点
エンドゾーン内でボールがバウンドしたら即タッチバック
リターンする意思があっても、エンドゾーン内でボールが着地した時点でタッチバックとなる。そのボールをもってリターンしても認められないため、リターンの意思がある場合、エンドゾーンの手前でキャッチするか、エンドゾーン内であればノーバウンドでキャッチしよう。なお、エンドゾーン内でリターナーがノーバウンドでボールをキャッチした場合は、リターンをすることができる。
エンドゾーン内でリターンの意思を示した後にニーダウンしたらセーフティ
エンドゾーン内でボールを捕球して、リターンする意思を示した後にエンドゾーン内でニーダウンをするとセーフティと判断される。この場合、ディフェンスに2点が入り、攻守交代となってしまうので、注意が必要だ。以下の動画は、タッチバックかセーフティか非常にきわどいプレイの事例である。この動画は、リターンの意思があったと判断されてセーフティとなっている。