スパイクの意味
アメフトのスパイクとは、QBが時計を止めたいときに意図的にスナップされたボールを地面に投げつけて1つのプレーを終了させることを意味する。別名は、キル・ザ・クロックと呼ばれており、「時計を殺す(直訳)=時計を止める」ことを意味する。
スパイクはどんなときに使うの?
タイムアウトが残っていない負けているチームが、試合終了間際に時計を止めるために利用されることが多い。4回の攻撃権の1つを放棄してでも時計を止めるということなので、相当追い詰められている状況といえる。
各節の終了までの残り時間が3秒、もしくはそれ以上を残してゲーム クロックが止まり、レフリーのシグナルによって計時が開始される場合、オフェンス チームはすぐにグラウンドにボールを投げることにより、さらに1プレーは実施可能である。残り時間が2秒もしくは1秒の場合、1プレーのみ実施可能である。
気をつけるべきスパイクのルール
スパイクは、「パス失敗である」と判断されるため、時計がとまる。しかし、一つ間違えるとインテンショナルグラウンディングとして、罰則を受ける可能性がある。罰則を受けないためには、攻撃の姿勢を見せず、スナップ後すぐにスパイクを実行する(相手のプレッシャーが来る前に)必要がある。
スパイクの動画例
こちらの動画は、試合で負けていたパッカーズが試合時間残り1:07 でスパイクを上手く利用して、時間をコントロールしながら逆転タッチダウンを決めたシーンである。