アメフトのギャンブルとは?リスクをとってプレイで攻め込むオフェンスの決断

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ギャンブルの意味

アメフトのギャンブルとは、攻撃が失敗するとその地点で攻守交代となるリスクを負って、攻撃のプレーを行うことを意味する。ギャンブルを実行した場合、「成功すれば攻撃を継続する権利を得られる」一方で、「失敗したらその時点で攻守交代してしまう」という点においてギャンブル(賭け)のプレイといえる。

アメフト ギャンブル

ギャンブルは、4回の攻撃チャンスの中で、必ず最後の4回目に実施されるため、「4thダウンギャンブル(フォースダウンギャンブル)」と呼ばれる。

ギャンブルはどんなときに使うの?

どうしても攻撃を継続したいときにギャンブルを利用する。大きく分けて、「4thダウンの残りヤード数がわずかの時」もしくは「どうしてもタッチダウンが必要な時」にギャンブルを選択することが多い。

4thダウンの残りヤード数がわずかの時

まず前提として、アメフトでは4回の攻撃権の中で10ヤード以上の陣地を獲得しないと攻守交代となる。通常、4回目の攻撃(4thダウン)で、10ヤードに到達できないときは、パントをして攻撃を放棄して守備の準備をする。

しかし、「4thダウンの残りヤードがほんのわずか」で、4回目の攻撃で10ヤードを超えられる(=フレッシュとなる)自信がある場合にギャンブルを選択するのだ。このギャンブルで、ファーストダウンを獲得できれば、更に4回の攻撃権を得ることができる。

4thダウンギャンブルのシチュエーション1

 

どうしてもタッチダウンが必要な時

4thダウンの時に、ファーストダウン獲得まで長い距離があるが「どうしてもタッチダウンダウン」が必要なときにギャンブルが選択される。

4thダウンギャンブルのシチュエーション2

例えば、試合終了残り1分で3-7で負けていたとしよう。点差が4点あるため、フィールドゴール(3点)を決めても勝利することができない。つまり、この場合にはタッチダウン(6点)を決める必要があるのだ。

勝利のために、どうしても攻撃を継続しないといけないときに「ギャンブル」は選択される。

ギャンブルプレイのリスク

アメフトでギャンブルを実施する際はリスクを伴うため、もし失敗した時には「どのような負の影響があるのか」、最悪のパターンを認識した上でギャンブルの実施の判断をする必要がある。

  • ギャンブルを失敗したらその時点で攻守交代となり、不利なシチュエーションからディフェンスをしないといけなくなる
  • フィールドゴールが狙える地点でギャンブル失敗した場合、キックで得られる3点を得られずに攻守交代となる

ギャンブルプレイの3つの攻め方

得意のランプレイ(もしくはパス)

ギャンブルは、リスクの高いプレイであるため、自分のチームが最も得意とする確実なランプレイを選択することが多い。なぜランプレイかというと「インターセプト」などによるターンオーバーのリスクが少ないからだ。4thダウン残りわずかの時などは、オーソドックスに正面を突破するようなランプレイが選択されることが多い。

4thダウンギャンブルタッチダウン

もちろん、成功率の高いパスプレイがチームの武器であれば、パスプレイでギャンブルを挑むこともある。特に、ファーストダウン更新までヤード数が多く残っている時には、パスが選択されることが多い。

プレイアクションパス

プレイアクションパスとは、スナップを受けたQBがランニングバックにハンドオフするふりをして、パスを投げるプレイである。得意のランプレイで攻めると見せかけて、ランフェイクのパスを投げることでディフェンスの意表を突いて、プレイを成功させることができる。

プレーアクションパス

スペシャルプレイ

パントを蹴る時は、4回目の攻撃で攻撃権を放棄する時。通常はキッカーがボールを蹴って陣地を挽回するのだが、パントと見せかけたフォーメーションからプレイを展開して、ファーストダウンの獲得を目指すトリックプレーである。「4thダウンギャンブルをしない」と思わせておいて、スペシャルプレイで攻め込むと効果的だ。

フェイクパントパスgif動画
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