ニーダウンの意味
ニーダウン(Knee Down)とは、スナップ直後にQBが膝を地面につけて故意にプレイを終了させて時間を消化することを意味する。ルール上は、「ニーダウン=ランプレイ失敗」と同じことを意味するため、試合時間は流れ続けるのだ。
ニーダウンが行われるシーン3選
1.試合を終了させるためのニーダウン
試合時間が最後の数十秒残っている際に、勝利を確信しているチームのオフェンスで行われることが多い。「これ以上攻撃しないで時間を待つだけで勝てる」と判断したときに、攻撃を放棄するかのように、QBが膝を地面につけて故意にプレイを終わらせて時間消化を行う。まさに、勝利投手(QB)のみができる勝者のポーズといえる。
2.タッチバックを成立させるためのニーダウン
キックオフやパントで、リターンチームの自陣エンドゾーンまでボールが蹴り込まれた際に、リターナーがボールをキャッチ後にニーダウンをすることでタッチバックが成立する。タッチバックとなると、レシーブ側のチームは自陣の20ヤードの地点からオフェンスを開始することになる。(NFLの場合は、25ヤード地点からオフェンスを開始)
3.ハーフタイム直前で攻撃を放棄するためのニーダウン
ハーフタイム直前(第2クオーター)で残り時間が非常に短く、「攻撃をしても得点を得らる見込みがない」と判断したときに、ニーダウンをして時間消費を行う。点が得られないのに攻撃を続けると選手の体力消耗はもちろん、怪我のリスクや戦術の浪費につながるので、ニーダウンは得策と言える。
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