NFLの経営の裏側とは!?莫大な経済効果を生むNFLビジネスを徹底解説

SELECTION(セレクション)

NFLは、アメリカで知らない人はいないほど巨大なアメフトリーグである。日本にも数多くのファンがいるNFLだが、どのような経営方式で運営されているのだろうか。経営の視点で、試合が盛り上げるために実施している運営側の裏側を徹底解説。

NFL 経営

NFLの経済効果(経済規模)

アメリカのスポーツリーグの一つであるNFLは、メジャーリーグやバスケのNBAなどに並んで最も有名なスポーツリーグの一つとして君臨している。そのNFLはどれくらいの経済規模を誇っているのかを「NFLの総売り上げ」と「スーパーボウルの経済効果」に分けてみてみる。

NFLの総売り上げ

NFLの総売り上げは133億米ドル(約1兆4360億円)に達すると見られている。(2016:米経済誌Forbes調べ)さらに、NFLNFLコミッショナーのロジャー・グッデル氏は、2027年までに年間で250億米ドル(約2兆7000億円)を目指すと公言しており、売上の規模も増加の一途を辿っている。

NFL売上推移

出典:statista.com

 

 

スーパーボウルの経済効果

年に一度開催されるNFLの頂上決戦であるスーパーボウルの経済効果は、600億円を超えるといわれている。一日限定の試合の前後からお祭りのように活気づくNFL界は、スポーツイベントとしては類を見ないほどの規模である。

 

NFLの主な収入源

 

テレビ放映権

NFLレギュラーシーズン(256試合)、スーパーボウルを含めたポストシーズン全試合のTV放映権をNFLが販売することで収入を得ることができる。

チケット売上

スタジアムで開催される各試合のチケット収入の40%はNFLリーグ全体の売上として集約される。(各試合の売上60%は、ホームチームの収入となる)

ライセンスグッズ売上

NFLブランドや各チームのライセンスグッズの売上から発生するロイヤリティが収入となる。

スポンサーシップ収入

リーグと契約するナショナル、またはグローバルスポンサーからの収入が存在する。

 

NFL人気はアメリカ国内で安定

大きな経済規模をもつNFLだが、スポーツとしてのアメリカ国内人気はどれほどなのだろうか?

以下のグラフは、20種類のスポーツの中から「あなたが一番好きなスポーツを一つ選んでください」という問いにアメリカの成人男女に回答してもらったアンケート超結果(アメリカの調査会社ハリスポールの調べ)をSECOND EFFORTがグラフ化したものである。

アメリカのスポーツ人気グラフ

(参照:米ハリスポールの成人アメリカ人を対象とした調べ2016

NFLの人気は安定して30%以上と高く、メジャーリーグやNBA(プロバスケ)を大幅に上回っている。

人気の下支えは「戦力均衡」

NFLが安定して人気である大きな要因に、戦力均衡というものが存在する。チームごとの競合性が均衡しているため、自分の故郷や住んでいる地域のNFLチームに対して熱狂的に関わり合うことができるのだ。アメフトに関わらず、プロスポーツにおいて戦力均衡については議論の重要なポイントであるが、NFLでは「戦力均衡がリーグの活気に関連する」という前提にもとづき、独自の運営システムで所属計32チームの戦力均衡を図っている。

戦力均衡の基盤となる3つの運営システム

 

レベニューシェアリング

レベニューシェアリングとは、各チームやスタジオの活動を通して得た収益(もしくはその一部)をNFLリーグ全体で一箇所に集約して、その後に所属する32チームに均等に分配するシステムである。このシステムにより、どのチームも同じ額でチーム運営が行われるため、同じ土俵で戦える状況を創り出すことだできるのだ。

例えば、1チームのみが莫大な収益を得ていた場合、そのチームが良い選手を積極的に採用して戦力が1チームに偏ってしまう。そういった懸念点を払拭するために、資金面でコントロールしているシステムがレベニュー・シェアリングなのだ。

サラリーキャップ

サラリーキャップとは、選手が給与として受け取ることのできる最大金額に上限を設定するルールのことである。これは、フリーエージェント制による選手の年俸の高騰を抑えて、有力選手が資金力の強いチームに流出することを防ぐためのシステムである。

このサラリーキャップは、選手の総給与額から割り戻したものが適用されるため、年によってサラリーキャップの額は異なる。2017年は、サラリーキャップが181億円(一人あたり)に設定されている。

ウェーバー制ドラフト

ウェーバー制トラフトとは、前シーズンで最下位だったチームから順番に選手を指名していくことができるドラフト制のことである。これは、戦力均衡のために導入されているシステムであり、弱いチームに、もっとも潜在的貢献度の高い選手が入るようにして戦力の押し上げを目指している。

NFLのドラフトは毎年4月後半に行われる。3日間に渡るドラフトは7位指名まで行われ、初日が1巡目、2日目が2~3巡目、最終日に4~7巡目の指名が発表されるのだ。

まとめ

スポーツが盛んなアメリカにおいて、最も大きな経済規模を誇るNFLの裏側には、チーム同士の戦力が均衡する独自のシステムがある。一見、リーグ全体をルールが支配してしまっているように見受けられるが、戦力均衡を目指すと同時にチーム全体の力を押し上げるように設計されているため、各チームのファンは飽きることなく熱狂することができるのだと考えられる。

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