インテンショナルグラウンディングとは
インテンショナルグラウンディング(Intentional Grounding)とは、QBがロスから逃れるために、レシーバーがいないところに故意にパスを投げ捨てることを意味する。反則すると10ヤードの罰退となる。
インテンショナルグラウンディングのルール
以下の場合のどちらかに該当した際に、インテンショナルグラウンディングの反則となる。
- ディフェンスのプレッシャーがある中で、QBが慌てて、ドロップバックした位置で、攻撃選手がいないところに投げた場合
- ディフェンスのプレッシャーがある中で、QBが横に流れて、攻撃選手がおらず、ライン・オブ・スクリメージを越えないパスを投げた場合
インテンショナルグラウンディングの例外
ただし、インテンショナルグラウンディングとは判定されない例外がある。
- スナップ直後、時間を止めることを目的としてスパイクした場合
- ディフェンスのプレッシャーがない中でレシーバーがいないところにボールを投げた場合
- QBがスナップ前の両タックルがいた位置より外側に移動し、ライン・オブ・スクリメージを越えるパスを投げた場合(この場合、ディフェンスのプレッシャーがあっても反則とならない)
インテンショナルグラウンディングの動画
こちらの動画では、ファールになるパターンと、ならないパターンに別けて実際の試合のプレイが紹介されている。
- 0:17~ プレッシャーがある中で意図的に投げ捨てているためファール
- 0:37~ プレッシャーがない中で投げ捨てているためファールでない
- 1:00~ QBがタックルがいた位置より外側に出て投げ捨てているためファールではない
審判のジェスチャー
インテンショナルグラウンディングが発生すると、審判は両手を右下に向けて下ろす合図をする。合図のあとに反則した選手の背番号とチームに対する罰則を宣告する。