アメフトのボール規格と特徴について徹底解説

DAZNのNFL Game Pass

アメリカンフットボールは球技であるが、サッカーやバスケットなどの丸いボールではなく楕円形のボールである。ボールを落としたときに、転がる先が読めない特殊な動きをするアメフトのボールについて、知っておくべき情報と目からウロコの興味深い情報を徹底公開する。

アメフト ゴムボール

アメフトボールの規格(サイズと重さ)

ボールのサイズ

ボールのサイズは、直径27.6cmから29.1cm、外周(長い方)70.5から72.4cm、外周(短い方)52.7cmから54.0cmである。また、空気圧は、10~13.5ポンド/平方インチ(703~949g/㎠)の空気圧で膨らませる必要がある。

アメフト ボール サイズ

出典:アメリカンフットボール公式規則

ボールの重さ

ボールの重さは、14~15オンス(397g~425g)の重量である必要がある。

アメフトの革ボールとゴムボール

アメリカンフットボールのボールには大きく分けて革製とゴム製のボールが存在する。

革製ボール

アメフトの革ボール

アメフトの革ボール

革製ボールは、社会人アメフト、大学アメフト、高校アメフトの公式球として用いられることが多い。 革ボールは、革の自然な色であり、粒状の表面をした4枚の皮革でできている必要がある。また、縫い目以外に凹凸やしわのないボールでなければならない。

ゴム製ボール

アメフトのゴムボール

アメフトのゴムボール

ゴム製ボールは、中学生以下のジュニアアメフトで利用されることが多い。

高校生以上のアメフトであっても、ゴム製は柔らかいので新人選手の練習用として用いられたり、雨天時に革製は傷むので代わりにゴム製が用いられることもある。

また、ゴム製ボールを高校生以上の公式球として利用することもできるが、以下の点を留意しないといけない。

ゴムあるいは合成物質で覆われたボールを、試合ボールとして使用することを選んだ場合は、そのチームは、レフリーの承認を得たゴムまたは合成物質で覆われたボールを、その試合を通して使用しなければならない。

– アメリカンフットボール公式規則より引用

なお、試合中に革のボールからゴムあるいは合成物質で覆われたボールへ、またはゴムあるいは合成物質で覆われたボールから革のボールへの変更は、認められないので注意が必要だ。

アメフトボールとラグビーボールの違い

アメフトとラグビーボール

アメフトとラグビーボール

アメフトもラグビーもボールは、楕円形の形状をしており形は非常に類似している。しかし、ボールのサイズと重さや両端の丸みの形、レース(縫い目の長さ)など小さな違いは存在する。

アメフトのボール

  • 重さ:397~425グラム
  • 周囲の長さ(長い方):79.4cm~81.9cm
  • 周囲の長さ(短い方):51.9cm~53.1cm
  • レース:レース必須で長さは7.6cm~8.3cm
  • 形:両端の丸みはラグビーよりも鋭い
  • 公式ボールの素材:本革

ラグビーのボール

  • 重さ:400~440グラム
  • 周囲の長さ(長い方):74,0cm〜77,0cm
  • 周囲の長さ(短い方):58,0cm〜62,0cm
  • レース:レースがなくても可
  • 形:両端の丸みはアメフトよりも丸みをおびている
  • 公式ボールの素材:合成皮革(ラバー)
DAZNのNFL Game Pass
アメフトのゴムボール