アメリカンフットボールのアイシールドは、目を保護するために日本のアメフトにおいても活用されるアイテムである。主にバックスに利用されることの多いアイシールドの特徴と取り付け方についてご紹介する。
アイシールドの特徴
アメフトのアイシールドとは、ヘルメットのフェイスマスクに目を保護するためにつけるプラスチックのシートのことを意味する。故意ではないが、タックルをする選手の手がフェイスマスクに入ってくることもあるため、タックルをされる機会の多いバックスが利用する場合が多い。
色付きアイシールドはNG
アイシールドの中には、色付きのタイプもあり、サングラスの効果や相手選手に目の動きを見られないようにするという効果もある。日本のアメフトリーグでは、色つきアイシールドはルール上認められていないため注意が必要だ。
無色透明で、型を使用して作られ(鋭利な角や断面がない)、強度が確保されていること。眼鏡とゴーグルも無色透明であること。医学的な理由であっても例外は認められない。(公式規則の引用)
アイシールドの付け方
付け方の概要
アイシールドの着用は非常に簡単である。市販のアイシールドをフェイスマスクの内側から入れて、ヘルメットとフェイスマスクの間に差し込み、フェイスマスクに固定するだけだ。
下準備(必須ではない)
アイシールドを着用しやすくするために邪魔になるものを外してスペースを確保しておくと、取り付けがスムーズである。この作業は必須ではないため、めんどくさい場合は次の項目にジャンプしてもOKだ。
- あごを守るチンストラップを外しておく
- ヘルメットに固定しているフェイスマスクの頬部分のみドライバーでネジを外しておく(両側)
アイシールドの取り付け手順
- アイシールドをフェイスマスクの内側に沿って下から入れる
- アイシールドの左右に尖った部分をヘルメットとフェイスマスクの間に差し込む
- フェイスマスクの2本のバーの間にアイシールドの穴があることを確認する
- フェイスマスクのバーにクリップを付ける
- クリップにネジを入れてアイシールドを固定する(メーカーによってはドライバーを使用)
- 緩んでいるところがなくアイシールドが固定されているか最終チェック
メーカーによって多少付け方は異なるが、基本的な流れは上記の通りである。より詳細をご覧になりたい方は、アイシールドの取り付け方の動画(英語)を参考にしていただくと良いだろう。下準備で、フェイスマスクを緩めたり、チンストラップを外している方は、アイシールド着用後に元に戻すことを忘れないようにしましょう。