アメリカンフットボールには、ボジションごとに背番号のルールが存在する。このルールを理解しておくと、試合観戦をする際に新しい視点で楽しむことができる。今回は、日本とNFLのルールの違いに注目しながら、徹底解説する。
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背番号のルール
日本のルールでは、基本的に背番号のルールはオフェンスに適用される。ディフェンスの場合は、背番号に特別な規定はない。
バックス
バックスとは、オフェンス時にボールに触れるポジションを意味する。
- 背番号 1-49
- 背番号 80-99
ライン
ラインとは、オフェンス時にボールに触れることのできないポジションを意味する。
- 背番号 50-79
推奨されている背番号
背番号には、守らないといけないルールと望ましい推奨背番号がある。こちらでは公式規定で述べられているポジションごとの推奨背番号をご紹介する。
- バックス 1-49
- センター 50-59
- ガード 60-69
- タックル 70-79
- タイトエンド 80-99
背番号に関する細かい規定
試合によっては、同じ背番号で複数の選手が登録できる。また、不測の事態にのみ、試合途中でもユニフォームがあれば選手の背番号を変更することができる。つまり、スポーツマンシップを前提として、フィールドにでている選手の背番号が上記のルール通りになっていれば問題ない。
反則時に5ヤードの罰退
- すべてのプレーヤーは、1から99までの番号を付けなければならない。番号の頭に「0」を 付けてはならない。
- 同一ダウン中に、同一チームの2人のプレーヤーが、同じ番号を着用してはならない。
- 番号に近接して装飾することは、許可されない。
反則時に15ヤードの罰退
プレーヤーがジャージの番号を変更して試合に参加する場合は、レフリーにその旨を報告しなければならない。レフリーは報告を受けたら、相手チームのヘッドコーチに通知し、変更をアナウンスする。番号を変更して報告せずに試合に参加した場合は、スポーツマンら しからぬ行為の反則(アンスポーツマンライクコンダクト)である。ひどい反則者は資格没収。
背番号のルール(NFL編)
オフェンスの背番号
- QB クオーターバック 1-19
- RB ランニングバック 20-49
- WR レシーバー 80-89(予備10-19)
- C センター 50-59(予備60-79)
- GとT ガードとタックル 60-79
ディフェンスの背番号
- DB デイフェンスバック 20-49
- LB ラインバッカー 50-59(予備90-99)
- DL ディフェンスライン 69-79(予備90-99)
スペシャルチームの背番号
- PとK パンターとキッカー 1-19
審判の背番号
審判員には各自ポジションが割り当てられているが、背番号は存在しない。目印として、主審のみ白い帽子を被っており、他の審判員は黒い帽子を被っている。