へイルメリーパスの(Hail Mary Pass)意味
アメリカンフットボールのヘイルメリーパスとは、試合終盤に、負けているチームが、一か八かの神頼みを込めて、タッチダウンによる逆転を狙って行うプレイである。
へイルメリーパスの語源
Hail Mary を直訳すると、「聖母マリアが降ってくる」という意味であり、最後の神頼みという局面を反映したネーミングといえる。ヘイルメリー、ヘルメリなどと略されることもある。
へイルメリーパスの成功率
ヘイルメリーパスは、一か八かの賭けのパスプレイであるが、実際の成功率はどれほどなのだろうか?2001年から2011年に渡るNFLの223のプレイにもとづいて集計したのが以下のデータである。
参考:Hail Mary Probabilities(英語)
左の縦軸がタッチダウンの成功率を示しており、右の横軸がプレイ開始時のゴールまでのヤード数を示している。ご覧いただいて分かるとおり、ゴールまで20ヤードを超えると一気にタッチダウン成功率が下がる。ゴールまで40から90ヤードほどの距離がある場合、ヘイルメリーパスを実施しても成功率は3%以下であると読み取れる。成功率は極めて低いので、試合最後の賭けとしてヘイルメリーパスを使うことが鉄則だ。