アメフトのディフェンスは、いち早くタックルするためにオフェンス選手のブロックをかわす必要がある。相手よりも強い力と体重を持っていれば問題ないのだが、相手が自分よりも大きい場合は相手をかわすテクニックである「ヒット&シェッド(Hit & Shed)」が求められる。ディフェンスがブロッカーを回避するために使える3つのテクニックをご紹介する。
こんな人にオススメ!
- リードブロッカーをかわして確実なタックルがしたいラインバッカー(LB)
- パスプロテクションを突破してパスラッシュしたいディフェンスライン(DL)
- ディフェンスバックのバンプを回避したいワイドレシーバー(WR)
スイム(Swim)のテクニック
自分の腕を泳ぐようにクロールして相手のブロッカーをかわすテクニックである。正面からブロックしてくる相手に対して効果的である。また、スイムは腕を上からかぶせるため、相手よりも自分の方が背が高いとスイムは効果的に行いやすい。リップするふりをして、スイムをすることも可能だ。
リップ(Rip)のテクニック
自分の手を相手の腕の下に入れて持ち上げながら、ブロッカーをくぐり抜けるようにかわすテクニックである。相手よりも自分の方が背が低い場合に効果的に行いやすい。スイムする際は、重心が低くなるので安定感を保ったまま次の動作を行うことができるメリットがある。
スピン(Spin)のテクニック
自分の体を回転させながら、ブロッカーをかわすテクニックである。相手を逆方向にフェイントしてふってから、スピンをするとブロッカーの力を逃がすようにしてかわすことができるので、自分よりも大柄の相手に対してスピードで勝負することがポイントだ。
ブロックのヒント