アメフトは身体と身体のぶつかり合い。身長が低いと損であるように感じるが実際はどうなのだろうか?NFLのデータをもとに身長が低くても活躍できるポジションをご紹介する。
NFL選手のポジション別の平均身長
アメフトの最高峰であるNFLのポジションごとの平均身長のデータにもとづいてグラフ化。以下のように平均身長がポジションごとに大きく異ることがわかる。
身長が低くても活躍できるポジションTop5
NFLのアスリートであっても低身長の選手はたくさん存在する。以下の5つのポジションの平均身長は、アメリカ人の成人男性の平均身長178cmほどしかない。つまり、日本のアメフトに置き換えると、日本人の成人男性の平均身長といわれる170cm前後でも十分に活躍できるポジションといえる。
ランニングバック(RB)
ランニングバックに求められるのは瞬発力と突破力である。インサイドのプレイなどでは、むしろ身体が小さいほうがタックルを回避しながら突破しやすいメリットがある。
(ポジション紹介:ランニングバック)
セーフティ(S)
セーフティは、ディフェンスの最後の砦であるため、何があっても自分で阻止できるだけの機動力が必要である。背が高いほうが全体を俯瞰しやすいが、身長は必要条件ではないといえる。
(ポジション紹介:セーフティ)
コーナーバック(CB)
コーナーバックは、レシーバーについていけるだけの俊敏さが求められる。もちろん、背の高いレシーバーとマッチアップする際は背が高い方が好ましいが、跳躍力やアジャスト力でカバーできるので低身長でも気にする必要はない。
(ポジション紹介:コーナーバック)
キッカー(K)
キッカーは、タックルやブロックなどに触れる機会が最も少ないポジションのひとつであるため、身長などの身体的な問題には左右されない。強い精神力とキックの正確性という技術で勝負できるポジションだ。
(ポジション紹介:キッカー)
リターナー(R)
リターナーは、ランニングバックと同じ理由で低身長でも問題ない。特にキックのリターンでは走るコースが明確にあるわけではないため、選手たちが密集するコースを突破していく力が必要である。身長が低い方が、密集地帯を突破しやすく、かつディフェンス選手を撹乱させたりもできるので有利ともいえる。
(ポジション紹介:リターナー)