収穫

DAZNのNFL Game Pass

 先日コロナの影響により、CFLコンバインの中止が決定しました。

CFLコンバインで圧倒しドラフトを確実なものにするべく、代表を辞退してまで全てを懸けてコンバインにフォーカスしていたので非常に残念です。

実際にトレーニングの成果が課題であった40ヤードのタイムにも表れ始め、CFLコンバインでCFL各チームのスカウト・関係者の前で走るのが楽しみでした。

前回の日本でのコンバインからの進化を発揮する舞台を失ったことは悔しいですが、それでもドラフトされる自信はあります

4月のドラフトを信じ、5月のキャンプインからのロスター争いに勝ち、6月からのシーズンでNFLにも評価されるレベルの活躍をCFLでするそこは今シーズン変わらない事

動じることなく突き進みます

前置きはこの辺りにして、今回のブログの本題であるコンバイントレーニングで得た”収穫”を自身の記録のためにもブログに記したいと思います。

その収穫こそ、全ては”自分次第”だということです。

どこの施設でトレーニングをするのかといった環境は成長のきっかけを与えてはくれますが、その先の成長の度合いは自分次第ということです。

コンバインが無くなったものの、取り組みが無駄ではなかったことはいうまでもありません。特に40ヤードのタイムをよくするために四六時中”走り”について考え続けた期間は、ランニングバックとしての武器であるスピードを磨くことのできたとても有意義な期間となりました。

ただそれは、単純にEXOSなどトレーニング施設に行けばタイムが良くなるわけではありません。そこでどんなことを意識したほうがいいのか、どんなトレーニングをするのか、ポイントやロジックを教えてもらうことはできても、その教えをものにできるかはトレーニング以外の時間にどれだけの準備をして、どれだけそのことについて考え悩んだかという自分次第な部分もあると思いました。

実際に、何人ものNFL選手の40ヤードの映像や陸上選手のスタート映像等を何度も何度も繰り返し再生し、歩数や体の角度、腕の振り幅、膝の角度、足の軌道を分析しました。そうして自分の走りと比べながら勉強し、悩みながらも課題を見つけ準備をして望むことで、毎回のセッションでコーチの教えるポイントやロジックをスムーズに理解することができました。さらに、それまで無意識で行ってきた動きのクセを短期間で改善するのは簡単ではありません。限られたセッション以外にも自分が納得いくまで正しい動きが自然になるまで繰り返し反復しました。そして、その成果は走りにもタイムにも表れていきました。

(写真は同じスタートの二歩目)

(一枚目がBeforeで赤い線が理想のライン)

(二枚目は反復練習後のAfter)

それは40ヤードに限らず全てのことに置いて言えると思います。例えば英語においても

アメリカに行けば英語が話せるようになるわけではなく。そこでどれだけ積極的に話に行けるか、どれだけ英語を話せるように努力するかがその後の上達に影響するのだと身を持って感じました。僕も最初は完璧じゃない自分の英語でトレーニング仲間の会話に飛び込みシラけてしまうことを恐れ、なかなか英語を話せずにいました。しかし、このままじゃダメだと勇気を持って話してみると意外とみんな普通に会話をしてくれるし、間違っていても自分が思っている以上に向こうは気にしていないんだなと、どんどん話してみようという気になりました。話すことで会話が生まれそこで学ぶことのできる生きた英語もあります。アメリカには英語を使うチャンスはありますが、そのチャンスを生かすかは自分次第でした。

そしてそれはもちろんフットボールにおいても。

今後CFLでプレイする機会でもそれは同じ、日本よりもレベルの高い環境が自分を成長させてくれることは間違いないと思いますが、そこに身を置いて与えられたことをするのではなく、どれだけその貴重な環境を生かしきれるか、どれだけ成長できるのかは自分次第。当たり前のことのように思いますが、そんなことを自身の成功体験から収穫として得られた気がします。

コロナの影響でコンバインが中止されたので、今後はひとまず帰国します。

4月16日のCFLグローバルドラフトでの吉報を信じ、キャンプに向けてトレーニングを続けます。

いつも応援し期待してくださる全ての皆様にいい報告がしたいです。引き続きGRINDします!

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